No.01


京都旅行記

1998年11月某日 1?年ぶりの家族旅行というものにチャレンジしてみました。
中学生で怒涛の反抗期に突入して以来の家族旅行・・・
しかも、両親の結婚30年記念の旅行にオジャマ虫として金もださずに同行
どこまでも親不孝な娘。

で、当日。直接京都で合流(両親は田舎から車で京都いり)
西方面の新幹線にほとんど乗ったことがない私は
「とりあえず、きたヤツに乗ればいいやぁあ」とテキトーに乗って車中の人に。
それがまた、よりによって各駅停車の「こだま」?ということが判明
軽く三時間程、新幹線の旅を楽しむ。(ヤケ)

夕方とにかくホテル到着。
「遅いゾっ!!」と小言をくらうが、イキナリ仕事の電話をかけてみたりしてごまかす。
一日目のホテルは国際会議場近くに新しくできたという、
まーるい形のプリンスホテル。部屋に着くまでにちょっと目がまわるのがポイント。
とっても豪華なツインのお部屋にエキストラベッドをいれてもらって寝床を確保。
夕食は父がホテルのかわいいお姉さんから聞き出した所を目指すのだ!
というコトで地下鉄烏丸線に乗って「北山」で降りて散策がてら探索、と思いきや
お腹がすくとイライラしちゃう父は一目散に店を目指す。
北山はかわいいお店がたくさんあって、とてもオシャレな雰囲気だったのに・・・。
ま、そのお店がホテルのお姉さんお薦めのだけに、大変おいしかったのでよしとする。
しかし!!母はなにやら見たい店があったらしく夕食後に行ってみたが閉店だったので
「も〜〜、ココは田舎にはない店なのよ〜〜」と、ちょっとムクレル
若いな>母

翌日。朝7時起床(!?)
ガシガシと朝御飯を食べさせられ、ワシワシと出発。目指すは「三千院」
「ここはなぁ、ボニージャックスが”きょうと〜おおはら さんぜんいん〜♪”と
歌ってから有名になったんだぞ!!」などと、デカイ声で解説する父。
あ〜ありがたや・・・
お次は「音無の滝」なるものを見るといって、険しい山道を登る登る
そして、ようやく着いたかと思えば写真を二枚ばかりパチパチと撮って「さ、行くぞ」
その後は聖徳太子が建て平家物語にも縁が深いという「寂光院」
ふれこみはスゴイが、小さい山寺でありました(バチあたり?)

昼食は、トツゼン俗世間に戻って某有名ラーメン店へ(TVとかで紹介されてるらしい)
ハデなアクションとともに麺に「ネギ油」なるものをジュワーッとかけていただく。
観光客慣れした店のオヤジが「カメラもってたら撮りますよ〜」などと言うので
仕方なくひきつった笑顔で写真におさまる(「麺もって口あけてね〜」ポーズ指導付)

腹がいっぱいになった所で悠久の歴史を刻む京都御所(忙しい・・・)
前日に予約をすると皇宮警察の警護の元、無料で一般公開してくれるというのに参加
眠そうなおじいさんガイド?の眠い解説を聞きながら見学。そこで母は・・・
「せっかく予約してまで来たのに現場でケンカしちゃったらしいカップル」を発見
「ほらほら!!あそこのスーツの子とあっちのセーターの子よ〜。
全然しゃべらないでしょ〜!」と異様に盛り上がる。
「何しにきたんだかねぇ」と嬉しそう。それはあんたじゃ!!

それから、めちゃくちゃ混雑した京都の街中を抜けて祇園のホテルに到着。
今日こそは!!の意気込みも激しく散策(要するに買い物)に命をかける母。
いちおう舞妓さんも見れて私は満足。
そして父が嬉しそうにツゲのいい櫛(ハゲなのに・・・)を買った後に夕食。
の、後に父がどこやらにカメラを忘れてきたと大騒ぎ!!(高かったらしい)
結局みつかったのは櫛を買った店。「少ない髪だからイイ櫛がいるんだ!」
なんつってハシャイデるからじゃ!!>父

やっとホテルで落ち着いて「やれやれ・・・」と思ったら母が
「清水寺のライトアップをやってるって!!いきましょう!!」とハシャギ出す。
ぐったりしながらも、一応同行するツモリでいたらもう終了時間間際ということで
あっさり断念。ホッとする。(私が)

かくして京都の夜は爆睡とともに更けて明け、翌日また7時起床。
私はその日早めに東京に戻るので「二条城」の見学だけおつき合いして
両親とは「さよおなら〜!!」いや〜〜、気が抜けました。

最後に父へ
どこでもいつでも、「ささ、そこに立て!!」と言って
寺の門、寺の中、景色のいいとこ、全てで似たような立ちポーズの写真ばっかし
撮るのはやめてくれ!!(大げさじゃなく、何十枚と撮ったのだ・・・)

親孝行への道は遠い

BACK