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人はいろんな所でいろんな人とスレ違います。
その中に「たまたま」顔見知りの人がいたら、
「あら！◯さんじゃない？」「やーだ！□さん！おひさしぶりねぇ！」
などと会話も弾むコトでしょう。
しかし、それが「共通の友人がいるだけの顔は知らない人」であれば
当然ながらスレ違ってもぶつかっても分かりません。
１９９９年２月某日。この常識？は覆されました。
舞台は家の近所の郵便局。
その日私はマレーシアに住む友人「れべ」宛ての荷物を出しに
郵便局へ出かけました。
荷物の中身は私がザクザク買い集めて読みあさっては、あっという間に
「もう収納できねーー！棚が埋まるーー！！」と悲鳴をあげている本達。
古本屋に持っていっても、重くて大変なだけで、たいした値段はつかない。
「読みたい！」という人があれば喜んで差し上げたいが、
自分の回りに本好きな人はあまりいない。もしくは趣味が違う。
かと言って「本をゴミとして捨ててしまう」という行為には抵抗を感じる・・・。
さて、どーしましょう？？と思っていた所にれべが
「日本語の本ならナンデモ読むぞー！！」と言ってくれたので
「マジ？そんならタクサン送るぞー！！」となったのがコトの始まりでありました。
数カ月前にも同じように本を送っていたので、その時に余分にもらった用紙に
バッチリ書き込んで意気揚々と窓口に持っていったのですが、
今回は重量がオーバーだということで
「この用紙じゃダメ。この梱包じゃダメ。」とダメダメ出しされて右往左往。
「用紙はこれに書き直して、切手をココに貼って、それからまた並びなさい」と
指示されて、郵便局の書き込み用机を占領して泣く泣くやり直し＆切手貼り。
国際郵便ってのは出し慣れないと大変です。
切手は以前から余っていた半端なの（７２円とか６１円とか）を
できるだけ使ってしまおうと目論んでいたので
妙に大量にベタベタと貼らなければいけませんでした。
たださえ不格好な荷物に、更に大量の切手を貼ってる姿。目立ってただろうなぁ。
「ちょっと恥ずかしいカモ。てへ（ウソ）」
などと思っている私に声をかける女性がおりました。
仮にAさんとしておきます。
A「あ、あのーー。マレーシアのれべさんて・・・」
私「ハイッッ？？」
A「私も友達なんですよ・・・。」
私「えっ！えーーー！！！」（急に大声をだした為にちょっと注目を浴びる）
A「いやー、急に知ってる宛名が目に入っちゃって・・・。」
私「おおお！！！す、すごい！すごい偶然ですねーー！うはーー」（驚きの余り語彙減少）
私とれべは約１年前にチャットで知り会い、まだ直接会ったコトはなし。
ICQやメールなどでは毎日のように話している。いわゆる「ネット友達」
Aさんはマレーシアに旅行に行ってれべと知り合い、その後は
直に旅行などで行き来していらっしゃる。いわゆる「普通のお友達」
（私の中では特にネットと普通の友達の差はありませんが、わかりやすくする為に区別してみました）
しかもAさんの住んでいる所は同じ市内と言ってもウチとは離れていて
使用している最寄り駅は別々。
そこの郵便局に来るコトなんてほとんどない。その日は「たまたま」来ていたそう。
私もそんなに行くワケではないし、ダメ出しされてモタついていなければ
すみやかに帰っていたはず・・・。
お互いに、れべからのメ－ルなどで近所に共通の知人がいるらしいコトは聞いていましたが
会うなんて夢にも思っていなかったのです。
はっきり言って「With Love」より「YOU'VE GOT MAIL 」よりスゴイですよ！！
いや、両方みたことないんですけど。スイマセン。
とにかくスゴすぎてドラマにも映画にもならない位スゴイですよ！！（当事者の印象）
なんてったって現実に起きちゃったんですから！出会ってしまったんですから！
あまりの驚きにお互いロクな言葉が出ず、「すごいですねぇ」「びっくりですねぇ」
と言い合って「で、では、また」と動揺したままお別れしてしまいました・・・。
人間、ホントに驚くとあんなもんなんですねぇ。
巡り会いとはよく言ったものです。
苦節？人生２８年。まだまだ修行が足りません。（ナゼ修行？ま、いいじゃないですか！）
これから何が起きるのか更に楽しみになってきました。
後日談になりますが、「自分の名前だけで友人達を会わせてしまった人」=「れべ」
の話によりますと、Aさんとれべの間にはもっとたくさん偶然な繋がりがあるそうです。
それについては、きっとれべのHPでそのうち明らかにされる事でしょう！
（とプレッシャーをかけておく。にやり）
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