Hira's Flutter-Think Aloud

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No.08

続・イヤゲ物の怪

これはずっと前に「イヤゲ物の怪」で書いたコトの続き。（タイトルそのまんまですが）

副題は「なぜに姉はマリモなのか？」

今を去ること２？年前の事。私達一家は父の仕事の都合で札幌に住んでいました。
そしてある年の夏休みに「せっかく北海道に住んでいるんだから・・・」となったらしく
「知人友人みんな参加の北海道旅行」みたいなものが企画されドライブツアーと相成りました。

姉は８歳、私は６歳、妹は３～４歳ぐらい。
結構な人数が参加したはずなのですが、どんな人がいたのかはあまり記憶にありません。

摩周湖は霧で全く見えなかったものの、子供達には売店で売っていた「笑い袋」が大ヒット。
ハラが痛くなるまで笑いましたね。袋とともに。
見えない湖なんて知ったこっちゃありません。
クッシーがいる（と言われる）クッチャロ湖は「クッシーいないかなぁ？」と期待に胸膨らませ、
苛酷な歴史を持つ網走刑務所跡地では母親お手製のお揃いの
ワンピースを着て３人姉妹で呑気に記念撮影。
釧路にも行ったような気がするし、
どっかの牧場も見た気がする、
なんかリスも見たかもしれない・・・。
とにかく４～５日ぐらいの日程で車で行ける範囲をガシガシ巡るというハードスケジュールでした。

そんな中でマリモがある阿寒湖にも行きまして、まずはモーターボートで湖一周。
カーブする度に上がる水しぶきを妹が気に入り、きゃーきゃー喜んでいたら
運転していた係の人が張り切って必要以上にカーブの連続技を決めてくれたりしました。
その後に、「マリモ博物館」みたいな所に行き、そこで運命のマリモとご対面。
漢字で書けば「毬藻」でしょうか？でも子供達の頭の中では当然ひらがなの「まりも」。
まるくてもあもあした「まりもちゃん」。喜びました。こっちはホームラン。しかも場外。
「かわいい！！まりも欲しいよ～！！」「わ～い！まるいまるい！！」「ころころしてる～！」
なんでしょうねぇ。子供はまるいモノが好きとか言いますが・・・。
単に「まるいマリのような藻」ってだけなのに・・・、略して「マリモ」なのに・・・。
何せ笑い袋がヒットな人達ですから、そのテンションは計り知れません。

かくして、姉の脳裏には「マリモ=楽しかった」という思い出がインプットされたのですが、
同じ物が私の中では「マリモ=あ～なんか笑ったよな」になり
妹に至っては「マリモ？=なにさソレ？（覚えてない）」になったワケなのです。（記憶が鮮明な順？）

というコトで、姉の中ではマリモは惨然と輝く素敵な思い出の品になっているのでしょう。
妹達には是非とも買ってやらなければ！と思っているのでしょう。

とてもじゃないけど、怖くて聞けないので真実は分かりませんが。

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