リューネブルグの散策


21:大聖霊救済院(Hospital zum Heiligen Geist)

 ビール造りの館から少し先へ進むと、大聖霊救済院があります。この建物は13世紀に作られ、その頃の製塩権のあったズルフ・マイスターたちによって病人や巡礼者のために建てられたものと思われます。

 その後、ここは養老院となり製塩業に従事した労働者の老後のために常に6人は受け入れられるようになっていました。今でもここは養老院として使われています。


 ハイリゲンガイスト通りを抜けると目の前に数百年にわたって地下の岩塩をとったためにおこった、地盤沈下地帯の旧市街(Altstadt)が広がります。
 向かって右方向に進みますと教会の建物と塔が見えてきます。

 これは、かってカルクベルグ(Kalkberg)(石灰岩層の山)の中腹に建っていて1371年に破壊された教会の代わりに1376年から1418年にかけてベネディクト派の僧侶のために建てられたものです。


22:聖ミヒャエル教会(Michaeliskirche)

 この教会の内部は17世紀の終わり頃この辺り一帯を荒し回っていた盗賊一味によって、金や銀をふんだんに使った黄金の祭壇を盗まれてしまったため、かってのまぶしいばかりの面影はすっかり無くなってしまいましたが、歴代のブラウンシュヴァイク及びリューネブルグ大公のの墓所でもありました。

 この教会で、少年の頃のヨハン・セバスチァン・バッハが1700年から2年間音楽を学んでいたといいます。あなたが耳にするバッハの曲は案外ここで構想を練られたのかも知れませんね。
残念ながらここのオルガンは1705年に作られたためバッハは弾くことが出来なかったようです。


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